Vol.8 Type B-9 Flyer's Jacket
PickUpItems Vol.8 2005.11.29
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品名 Type B-9 Flyer's Jacket
第二次大戦前期、Army Air Force(陸軍航空隊)の高度爆撃用の主力ジャケットはシープスキン使用のものが主流でした。飛行機の中には保温設備がなく、戦略爆撃の位置向上により、高度を航行するパイロットや搭乗員はジャケットで寒さをしのぎました。
シープスキンの一枚仕立ては、開発当時に考えられた最良の防寒着素材だったでしょうが、狭い機内の中での作業の妨げになったり、油や水に弱いなどの耐久性の問題、コストの問題などにより、その幕を終えようとしていました。
そのような状況のもと、1943年にこのB-9フライングジャケットは誕生しました。
それまでの革素材から大きく変わったコットン素材を使用し、フードにはインナーにはダウンキルティングを施して、作業効率と重量などの大幅な改善をしました。
このジャケットは、本体自体はとても軽量で、しかも暖かいです。フードはシープスキンを使用したものもあり、それなりの重量があります。
この形状は、後にインナーをアルパカライニングに替えて、フードをジッパーによって開閉できるようにしたB-11、フードをボア衿に替えて丈を短くした(M-422からの形状)B-10、B-15、N-3へと変化を遂げていきます。
大きく伸びたチンストラップも特色があります。使用しないときは、フード上部にボタン留めをしておく仕様になっています。
東海岸の名門Eddie Bauer社製のB-9
(写真上)
アウトドアの名門ブランドエディバウアー社が、コントラクターとして納入した珍しいジャケットです。得意のダウン仕様が生きた傑作です。
Reed Products社 製B-9
(写真中)
このころの納入業者として比較的メジャーなリードプロダクツ社製のB-9です。ライナー中綿はやはりダウンで、スペックは上のエディバウアー社製と同じです。
メーカー不明
(写真下)
タグなしのB-9タイプジャケットです。プライベートパーチェイス(個人購入)または、B-9をベースにした民間用の可能性もあります。Crownのスプリングジッパーを使用して外観など非常に似ていますが、インナーの中綿がウール(またはアルパカ?)のライニングとなっているのと、袖のリブニットが隠れている仕様が、上記の二つのジャケットと異なります。40年代から50年代初頭のものと思われます。


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