品名 G-1 W-Patch Ltネーム・Shanglila

フライトジャケットと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはA-2でしょう。
米軍の飛行気乗りには2つの流れがあります。エアフォースとネイビーです。A-2がエアフォースを代表するレザーアイテムであれば、ネイビーは何といってもG-1でしょう。
このG-1は第二次世界大戦の頃から基本スペックを変えずに、現在まで採用されています。そのため、A-2と比べてビンテージの印象が薄く思われるかもしれませんが、流石は海軍の誇り。実際に着てみると手放せなくなること必至です。
基本スペックは変わらないといいましたが、M-422から始まり現在の7823Eまで、少しずつ違いがあります。
ここに紹介するのは、朝鮮戦争の頃またはそれ以前のもので、この時代のG-1では珍しくWパッチをつけたものです。

高い保温性・機能性とヘビーデューティー

フライトジャケットは、物資の豊富なアメリカの時代背景を反映して、そのモデルの進化を遂げています。
具体的にはシェルのマテリアルが「革」から「綿」→「ナイロン」→「ノーメックス」へと変遷を遂げ、ボアやフードの素材もムートンやコヨーテ、アザラシなどの毛皮から合成毛皮へと変化を遂げ、そのマテリアルを生かしたデザイン(軽量化・防火性)へと変わってゆきます。

G-1はベト戦の60年代後半位までは、ゴートスキンに衿ボアはムートンというのが、基本スペックです。このため、シェルは非常に丈夫で、また保温性も高く、真冬でもシャツの上にこれ一枚で関東でしたらしのげます。
また、シェルは風をシャットアウトしますし、ボア部分で首からの風も防ぐため、バイクにも適しています。

難点を言えば、シェルの頑丈さにリブニットが着いていかないので(これはサープラスのフライトジャケット全般に言えますが)、古いものはリブニットがまず駄目になっています。この場合自分で補修をしたり、オリジナルスペックを固持するのでなければ、付け替えをした方が良いでしょう。また、ヘビーに着用された物であれば、ボアもヘルメットの裾があたって傷んでいるものがあります。

55JI4からG-1の称号を得ましたが、経費削減のため、空陸のユニフォーム統一の動きの中、当時は陸軍でも採用されたため、ネイビーの制服であることを識別するため、7823AERあたりまでは襟の裏に「USN」のステンシルが描かれることが多かったようです(無い物もあります)。

また通常基地より放出品として出てくる物は、パッチが無い物が多く(あっても大抵は剥がしてあります)、古いジャケットでオリジナルのネーム・パッチが付いている物は非常に価値があります。
G-1のもう一つの特色は、アクションプリーツです。
背中にこれが入っていることで、ジャストサイズでの着用の快適性と、何よりうしろ姿の格好よさが生まれています。
このジャケットは個人的には「肩」で着るジャケットだと思っています。
サイズを選ぶ際は肩幅を基準に合わせる事をおすすめします。

ディティール

タグ落ちしており、メーカーは不明です。
Conmarの扇型ジッパーとリブニットの形状から、朝鮮戦争の頃のモノです。
スコードロンパッチのShangli-laは、1944年竣工、1971年まで現役航行していエセックス級空母シャングリラ(CVS38)をさします。
ネームパッチはロバートソン大尉(LT)着用のものの意です。

大切に着用されていたようで、インナー・ジッパーとも破損ありません。カフスニットは破損が無いため恐らく以前に交換されたかもしれません。オリジナル二 段ニットです。ウエストリブもオリジナルの二段ニットです。

モデルについては、上記のディティールとフロントポケットフラップ、LTネームの形状などより、55J14と推察されます。
全体と革の状態が抜群のジャケットです。

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